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千秋一美
―過去文(2002〜2003年)―

「ドラえもんは本当に生きている」

私のドラえもん好きが公の場に出てしまった。
密かに好きでいたかったのに・・・!
我慢出来ませんでした・・・。

なんでドラえもんが好きかっていうか、
ドラえもんがこの世に存在することに、もう感動してしまってたまらないんです。

私がここに生まれてきたことと同じように、ドラえもんも藤子F不二雄さんが生みました。

ドラえもんは私よりも年上です。

それでいてこんなにも愛しい存在であることに感動するし、
藤子F不二雄さんがドラえもんを考えて描いたものだという事に感動してしまう。

商業的に私はまんまと踊らされています。
でも、それでも、わかっていても、だまされちゃおう。と思ってしまうんです。

ドラえもんがとる一つ一つの行動は人間が考えています。

ドラえもんの、あの、声。

あれは大山のぶ代さんの声です。

でも、それでも、私がドラえもんを見た時、ドラえもんはドラえもんでしか無くなるんです。

TVに出ている芸能人。
彼等は人間で実在しますよね?
毎日のようにTVに映り、声を聞き、顔を見て、こんなによく記憶している彼等。

でも、彼等にいつか会うのでしょうか?
会うかもしれないけれど、でもおそらく大部分の方々とは会うことはないでしょう。

TVの中、情報誌、媒体の中でのみ彼等は生きています。

私にとってみれば、彼等とドラえもんは同じ。

ドラえもんは完全に存在しているんです。
私の中で。

伝わらないかもしれませんが、まあ、別に伝わらなくていい事なんですが。

私はタモリさんの声を覚えているし、顔も覚えている。

過去に同じ教室で過ごしたことのある誰かよりもハッキリと覚えている。

藤子F不二雄さんが描いた絵が、藤子F不二雄さんとなんの関わりも持たない私をこんなに感動させる。

なんてすごいことなんだろう。

それだけで私は涙が出るほど感動してしまうのです。

やっぱり、なにかを創るっていうことに深く感動する・・・。